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UKロック新時代!?注目の英国バンドBlack Midi(ブラック・ミディ)とは

キング・クリムゾンの再来!?

 

60年代ロック・ミュージックに新風を巻き起こし世界中を驚愕させた伝説のバンド、キング・クリムゾン。

それからおよそ半世紀、

ロンドンを拠点にする二十歳の4人組バンドBlack Midi(ブラック・ミディ)が長らく渇望していた革命を呼び起こす。

Amie
Amie
こんにちは!UKロック熱が再燃しているAmie(@Amie_Writes)です。

今後クラシックになる予感がする謎の4人組UKロックバンドBlack Midi(ブラック・ミディ)に迫ります。

Black Midi(ブラック・ミディ)とは

きっかけは、たまたまツイートで見かけたこちらの動画。

しつこく続く不調和音で混沌な世界へ引きずり込まれそうな、かといえば肌を叩く雹のようなドラムで現実世界に戻される。時を止める静寂から爆発的に駆け上がるスピードと力強さで時空がねじ曲がる感覚…

この曲は5月28日に発売されるセカンドアルバム「Cavalcade」の一曲目「John L.」

先行シングルがリリースされ、4月にロンドンのスタジオで行われたセッション映像の一部。

少年のようなあどけなさも残す若干二十歳のメンバー達は一見傍若無人にも見えますが、その正確で圧倒的な演奏スキルは、音楽経験のない私でも感じ取れます。

 

引用:songkick

写真左から

Geordie Greep(ジョディ・グリープ) – ボーカル、ギター

Morgan Simpson(モーガン・シンプソン) – ドラム

Cameron Picton(キャメロン・ピクトン) – ボーカル、ベース、シンセ、サンプ

Matt Kwasniewski-Kelvin(マット・クワスニエフスキ・ケルビン) – ボーカル、ギター※現在活動休止中

 

彼らの出会いはロンドンのBRIT School。

BRIT Schoolといえば、英国政府が資金を提供し、レコード業界からも資金援助を受けている国内唯一の無料アーティスト養成学校で、これまでにアデル、エイミー・ワインハウスなどを輩出。

ボーカル&ギターのグリープとケルビンが、当時から注目されていた凄腕ドラムのシンプソンを誘いバンドを結成。

さらにピクトンが加わってから2017年からブリクストンの「The Windmill」で定期的に演奏を行うようになり、ロンドナー達の口コミによって徐々に注目を浴びていきました。

2019年6月21日にRough Trade Recordsからデビューアルバム『Schlagenheim』がリリースされると、全英アルバム・チャートで43位を記録。

アルバム『Schlagenheim』 Black Midi

 

ガーディアン誌の批評は”The weirdest buzz band of the year”(今年の最も奇妙な話題のバンド)という見出しで、「不完全ながらも魅力的なデビュー作」「Schlagenheimは十分に有望、彼らの成長を見守ることは魅力的なことだ」と記述。

この時ボーカルのグリープは「2年後、Black Midiの音楽は今とは比べ物にならないだろう」という言葉を残しています。

 

“COVIDがヒットしたことで、僕たちはそれぞれ別々にウサギの穴に入り込む機会ができた。

変化はすでにあったけど、個々にやる必要性が出てきたことで、その変化がさらに加速したんだ。” ジョディ・グリープ (ボーカル、ギター)

 

新型コロナウイルスのパンデミックは、ライヴやコンサートの中止によってアーティスト活動に大打撃を与えましたが、Black Midiにとっては丁度いい休止期間となっていたよう。

「慌ただしい日々が続いていたから、歓迎すべき変化だった。ここ数年は、数週間ずっと一緒の空間にいて、何か新しいものを作ろうとする時間もなかったんだ。」と、ドラマーのシンプソンも語っています。

 

たしかに、セカンド・アルバム「Cavalcade」では、サックスやバイオリン、ピアノが加わって複雑に音が重なり合いながらも、ファーストアルバムのような実験的な粗っぽさはそぎ落とされ、個々の音が洗練されてライヴ以上の音の広がりを感じることができます。

グリープの歌声も高めトーンからストレートで純粋なトーンになっていることにも注目。(とはいえ少し芝居じみた?歌い方は健在)

2年前に彼が宣言した通り、Black Midiは以前とは見間違えるほどの進化を遂げました。

アルバム「Cavalcade」“John L.”

 

このミュージックビデオは「信者に裏切られたカルトリーダーに何が起こるか」を描いたブラックコメディ。

監督を務めているのはリアーナ「Sledgehammer」や、ギャスパー・ノエ監督の映画「CLIMAX クライマックス」でも知られる振付師のニーナ・マクニーリー。

 

キャメロン・ピクトンが作曲とボーカルを担当した2曲目「Slow」も先行リリースされています。

アルバム「Cavalcade」“Slow”

 

Slowは滑らかなジャジーと繊細さで、「John L.」の混沌とした世界を別の視点から見ているよう。退廃的な雰囲気も漂いつつ、比較的穏やかな構成。

ミュージック・ビデオの監督を務めたアニメーターのグスタフ・ホルテナス。AIで生成した世界を創造するキャラクターの物語を描いており、実際に背景の多くが本物のAIで生成されているそう。

ドラマのようなアルバム「Cavalcade=隊列」

引用:DIY

 

バンドによると、「Cavalcade」はカルト教団の指導者、ダイヤモンド鉱山で発見された古代の死体、キャバレー歌手のマレーネ・ディートリッヒなど、さまざまな人物がCavalcade=隊列しているのをイメージした作品。

ギターのキャメロン・ピクトンは「それぞれが一人ずつ自分の物語を語り、曲が終わるたびに、次の登場人物が追い越してくるんだ。聴いていると、すべての登場人物が一種の隊列を形成しているのが(想像して)見える」と語っています。

 

異なるストーリーがパズルのピースのように徐々に繋がっていくミステリーのような、または、ある一つの目的に向かい新境地へ到達するような、、壮大なドラマを見ることができるかも。

「Cavalcade」は5月28日(金)にリリース予定。

収録曲

01. John L
02. Marlene Dietrich
03. Chondromalcia Patella
04. Slow
05. Diamond Stuff
06. Dethroned
07. Hogwash and Balderdash
08. Ascending Forth

UK2021年Black Midiライヴ情報

引用:so young

 

イギリスはロックダウンの制約が段階的に解除され、徐々に元の暮らしに戻りつつあります。すでにBlack Midiのライヴは国内だけでも16公演が予定されています。

2021年

05/28 Hackney Church,ロンドン

08/31 – 09/01 Trinity Centre,ブリストル

08/14 Kolorado Festival,ブダペスト(ハンガリー)

09/02 O2 Ritz Manchester,マンチェスター

09/03 Wide Awake Festival,ロンドン

09/05 The Mill,バーミンガム

09/06 QMU,グラスゴー

11/09 Vicar St.,ダブリン

11/11 Alexandra Palace Theatre,ロンドン

11/14 Komedia,バース

11/15 Junction,ケンブリッジ

11/16 Corporation,シェフィールド

11/17 Wylarm Brewery,ニューカッスル

11/21 – 11/23 Brudenell Social Club,リーズ

11/24 CHALK Live,ブライトン

11/25 New Theatre Royal,ポーツマス

ヨーロッパ・アメリカの『Cavalcadeツアー』情報↓

https://bmblackmidi.com/tourdates/

 

地方住みという理由でイギリスに来てから一度も足を運んでいない音楽イベント。

今年、来年は音楽を直に感じる喜びを噛み締めて、たくさんの人と感動を分かち合いたい・・・!

 

参考URL

https://thequietus.com/articles/29818-black-midi-cavalcade-interview

https://www.nme.com/news/black-midi-announce-new-album-cavalcade-with-cult-inspired-new-video-john-l-2906403

https://pitchfork.com/features/rising/get-to-know-black-midi-a-new-type-of-british-guitar-band/

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