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完全菜食ヴィーガンになる4つの理由|現代の「食」

 

魚・肉はもちろん、卵や乳製品も食べないヴィーガン。

日本でも徐々に認知され、ヴィーガン対応のお店も増えてきていると思います。

 

Amie
Amie
こんにちは、Amieです(@Amie_Writes)

義理姉と姪っ子がヴィーガンです。

ヴィーガンはイギリス発祥だけあって、とても身近です

 

今回はずばり、「なんでヴィーガンになるの?」

4つの理由があるので詳しく紹介していこうと思います。

Vegan(ヴィーガン)とは

Vegetarian

「Vegan」という言葉は1944年11月、イギリスでヴィーガン協会(The Vegan Society)が創設されたときに、メンバーのドナルド・ワトソン氏によって名付けました。

Vegetarianの頭と尻文字からとられています。

Vegetarian(ベジタリアン)という言葉は、1847年にイギリスで創設されたベジタリアン協会で名付けられ、ラテン語 ‘vegetus‘ (健全な、新鮮な、元気のある)に由来しています。

 

ヴィーガンは、動物性の食品をすべて避けます。

ベジタリアンと混同しやすいので比較してみましょう。

ヴィーガンラクト・ベジタリアンラクト・オボ・ベジタリアンペスコ・ベジタリアンポーヨー・ベジタリアン
××××(鶏肉のみ)
(貝類含む)×××
××
乳製品××
蜂蜜×
(革/ファー)×

 

Amie
Amie
ベジタリアンといっても種類が多いので、食事に行くときや、お家にディナーに招くときは魚・乳製品・卵は食べられるか聞いた方がいいですね。

欧米では卵と乳製品は食べるラクト・オボ・ベジタリアンが多いです。

ポーヨー・ベジタリアンは鶏肉は食べるけど、畜肉(豚や牛)は食べないというもの。

 

他にも、ヴィーガンは動物由来の食品も口にしません。

  • プロテイン・・・乳清タンパク質のホエイ
  • 赤色着色の化粧品や食品・・・虫から採られるカルミン色素
  • ゼリーやマシュマロ・・・牛や豚の骨、腱から抽出されるゼラチン
  • ビールやワイン・・・原材料に使われる魚由来のイジングラス

和食だと鶏がらスープ、カツオ出汁、オイスターソース、かまぼこなども食べられません。

厳しそうにみえますが、むかしの日本はお肉を食べる習慣はなく、米、味噌や豆腐など菜食が中心でした。

ヴィーガンは日本人の体に適しやすいんです。

 

ヴィーガニズム(菜食主義)とは

Veganism

菜食主義

食べもの、洋服、その他の目的による動物の搾取や残酷な行為を一切排除しようとする哲学的な生き方。

ヴィーガニズムには「すべての生き物には生命と自由の権利がある」という信念があります。

ヴィーガンを選択する人は倫理的な観点以外にも、宗教的観念、畜産業による環境への懸念、健康上の理由などがあります。

すこし詳しくみていきましょう。

宗教的観念

古代インドの宗教ジャイナ教は「不殺生・非暴力」を教義にしています。

ジャイナ教の信者は、暴力的な活動をすべて放棄しなければ、どんな宗教的な行動も価値がないという核心的な信念があります。

 

“非暴力は宗教的義務である “という考えは食生活にも当てはまるため、菜食主義の食生活をしています。

厳格なジャイナ教徒は、口を白いマスクで覆って虫を誤って吸い込まないようにするなどして不殺生を徹底しています。

ジャイナ教徒(Jainism)引用:patheos

ジャイナ教の教えはヴィーガニズムの概念にも取り入れられています。

またヒンズー教徒の約33%が菜食主義者、他にもユダヤ教徒、キリスト教徒もいます。

生命倫理

動物愛護の観点は、ヴィーガンを選択する人の理由でもっとも多いです。

 

畜産動物の飼育方法は「工場飼育(factory farms)」と言われ、劣悪な環境で育てられていることは多くのメディアで取り上げられているので目にしたことがあるのではないでしょうか。

他にもフォアグラの強制給餌や、生きている雄雛の粉砕など、調べればショッキングな内容がたくさん出てきます。

 

ヴィーガンになることは、それらに反対の意を示す抗議活動でもあります。

動物が可哀想なんて人間のエゴだ。という意見もありますが、ヴィーガンは

そもそも家畜を殺す必要があるのかを問います。

 

NPO法人アニマルライツセンターが取り組む問題は日本だけでなく、海外においても重要視されていることです。

ウェブサイトの記事を読めば、今の動物たちが取り巻く環境を知ることができます。

 

引用:NPO法人アニマルライツセンター

環境問題

畜産によって環境破壊が進んでいるのを知っているでしょうか。

環境問題は以下があげられます。

  • 温室効果ガスの排出
  • 水不足
  • 飢餓
  • 森林破壊

温室効果ガスの排出

気候変動の原因とも言われる「温室効果ガス」と畜産は深く関わっています。

家畜から排出されるガスや、農場から家畜の飼育に至るまでの輸送や工程によって二酸化炭素排出量は世界の5%を占め、メタンの排出量においては44%、亜酸化窒素の排出量は44%を占めています。

メタンガスは家畜のゲップやおならから排出され、全世界の車両から出る排気ガスよりも多く放出されているんです。

 

水不足

畜産には大量の水が使われています。

1kg生産するのに必要な水の量

同じ量のトマトに比べると、牛に必要な水の量は70倍もあります。

水は牛の飲み水に使われるだけでなく、エサの穀物を育てる水も含まれています。

しかも、川に流出した家畜の排泄物で水が汚染されている問題もあります。

水不足が懸念されていますが、私たちができることは「節水」だけなのでしょうか。

 

飢餓

人間が飲める水・食べれる穀物が、家畜のために使われている一方、

2018年の国連の調査によると、飢餓で苦しむ人は世界で約8億人以上、世界人口の9分の1に及びます。

 

エサである穀物は肉の生産高に対して8倍必要と言われ、例でいうと1kgの和牛に対し26kgの穀物が消費されています。

家畜のためではなく、人間のために使うことができればこの問題を改善できるのではないかといわれています。

 

森林破壊

放牧や飼料には広い土地が必要となり、世界では土地拡大のために森林伐採や野焼きが行われています。

特に躊躇なのがブラジルのアマゾン。

自然が豊かで多種多様の生き物が生息しているアマゾンの熱帯雨林ですが、

1988年から2018年のわずか30年間で、日本の国土面積の1.1倍に相当する42万㎢の森林を失いました。

地球の酸素の約20%を供給しているのに「砂漠化」が懸念されているのが現状です。

引用:Sky news

家畜は年間およそ700億頭育てられています。

そして私たちが口にする家畜のために地球の地表面の26%の土地が使われ、世界の水の16%が使われ、穀物の3分の1が飼料に使われているのです。

 

健康志向

健康効果のためにヴィーガンを選択する人もいます。

がん、疾患リスクの低下

実は赤身の肉は発がん性があることが研究で判明しています。

これは世界保健機構WHOでも認められています。最も関連性があるのが「大腸がん」で、膵臓がんや前立腺がんとの関連性も示しています。

大腸がんは日本では男女共にがん死亡率の上位にあります。

 

ヴィーガンはがんの発生リスクを15%低下するという研究もあります

他にも植物ベースの食事にすると、心血管疾患、肥満、高血圧、高脂血症、炎症を抑えられることができます。

 

ダイエットに

ヴィーガンダイエットを行ったビヨンセは、22日間で30kgの減量に成功させています。

引用:LOOK

ビヨンセのトレーナーであるマルコ・バーガス氏が考案した「22 Days Nutrition」

↓こちらはビヨンセの食事例

 

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#22dayveganchallange 😋

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動物性食品は一切含まれていません。とても美味しそうですよね!

研究でもヴィーガンはBMI(body mass index)が低いことが示されており、太りづらい体作りが期待できます。

 

アスリートからも注目を浴びるヴィーガン

ヴィーガンは痩せ細っていて元気がないイメージがないでしょうか。

しかし、多くのタンパク質を必要とするアスリートにもヴィーガンはいます。

 

この動画ではヴィーガンのアスリート達が登場しています。

肉を摂らずに植物性の食事だけでも強靭な体を作ることができるんです。

 

「肉はおいしい」というCMが流れ、

「肉をいっぱい食べれば強くなる」という神話がありますが、これはいつ誰が言いだし、誰が利益を得ているのでしょうか。

ドイツの栄養学者・カール・フォン・フォイト(1831~1908年)が説いた

「高タンパク質・高カロリー」

 

  • 肉のタンパクは優良食品で、植物タンパクは劣等食品
  • 成人は1日2400キロカロリーが必要で、それ以下だと餓死する

 

当時ドイツの栄養学は畜産業界と癒着していたことで知られています。

この栄養学は欧米で広がり、日本では明治時代から取り入られました。

150年以上前に説かれた肉食推奨が現代でも浸透されています。

完全菜食主義ヴィーガンになる4つの理由とは|まとめ

さいごに、1961年〜2018年の57年間の世界食肉生産量をグラフでみてみましょう。

総生産量は1961年から4倍以上に増加し、2018年は3億4千万トンに及びます。

アジア(インドとくに中国)が約40~45%を占めており、すべての地域でも増加傾向にあるのが分かります。

 

「倫理からヴィーガンを選択した人は偉い、肉を食べ続けるのは非道だ」とは思いません。

Yes/Noという極端な話ではなく、自分たちが口にするものを今1度真剣に考えることが大切なのではないでしょうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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